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障がい者雇用の働きがいについて

執筆者の写真: 株式会社蛍星株式会社蛍星

 ディーキャリア山形オフィスの中村です。今回は、障がい者雇用の現状を肌感覚を入れながらご紹介していきたいと思います。

 当事業所は、2020年(令和2年)5月の開所以来、31名の就職者を出すことができました。直近の2年では年間で9名、11名と多くの障がい者雇用の機会に関わってきました。

就労先とのご縁をいただけたこと、関係機関の皆様のご協力に感謝申し上げます。



 当事業所は、就労移行支援なので、障がい者枠の一般雇用を目指します。就労実績として67.7%(21名)の方が事務系のホワイトカラーです。当事業所はグループ会社にIT企業があるため、特にITスキルには力を入れて訓練を行なっておりますが、Excelが使えるという事ではなく、業務で使えるスキルを磨いています。関数が分かるだけではなく実際の業務で使用する資料を想定してスキルアップを図っています。さらに県内企業のIT利活用状況を鑑み2年前よりRPA(Robotic Process Automation)ロボティック・プロセス・オートメーションの訓練を行なっております。

言語系のシステム開発では手が届きにくい部分、他社のソフトとソフトを連携する仕組みや単純だけど手間がかかる業務を自動化する仕組みで活躍していただいております。

なぜRPAなのか? まさに障がい特性を生かせる業務のひとつと考えているからです。当事業所が考える「障がい者の働き甲斐」とは? 障がい特性を強みに変え笑顔で働けること、強みを活かした業務ができること、何よりもご本人が自立できることと思っています。


 さて、先日労働局より山形県の「令和6年障害者雇用状況報告」の集計結果が公表されました。毎年6月1日現在の雇用状況を集計しています。

民間企業の法定雇用率は2.5%、40名に1人の採用です。

民間企業に於ける雇用障害者数は3,409.5人でした、前年よりも113.5人増加し、実質雇用率は2.37%となり、前年を0.06ポイント上回る過去最高となりました。ただ法定雇用率達成企業の割合は52.7%です、全国値は46.0%なので上回っていますが、まだまだ未達成企業がありますから就労機会が増えるといいなと思います。

内訳として、身体障害者は2,026.5人(前年比37.0人増)、知的障害者は848.0人(前年比30.5人増)、精神障害者は535.0人(前年比46.0人増)となっています。

 実雇用率では、「運輸業、郵便業(2.68%)」、「医療、福祉(3.29%)」で多くの雇用機会があったようです。物流2024問題を障害者雇用により対応したのかもしれませんね。また、福祉業界は人手不足が社会問題となるくらいで求人情報も多いのが現状です。


 ディーキャリア山形オフィスでは、生きやすさのために自己理解を深め、働きやすさのための仕事スキルを高める訓練、働き続けるためのコツを訓練メニューとして支援しております。見学相談はもちろん無料!! お気軽にお問い合わせください。


 次回は2025年1月にアップいたします。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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